Dセンターとは、プリズム補正のことをいいます。ディセンターとも呼ばれます。
ハイカーブレンズで、レンズを斜めにして使う時に生じる屈折を補正して、正しく見えて眼の負担を軽減するレンズと考えて下さい。
6カーブや8カーブレンズなどカーブが大きいレンズをスポーツサングラスに装着すると、顔にそったレンズ位置になります。
この時レンズと眼は平行ではありません。すこし斜めになっています。すると光はレンズで屈折して眼に入ってきます。屈折された光は、今までと少し見え方が異なるので、過敏な方はクラクラします。それでは困るので、人の眼はとても高性能ゆえに自動補正をかけます。ですが、自分で補正し続けると疲れてきます。これが眼精疲労の元になります。
そこで、この歪みを軽減するようにプリズム補正されたレンズをDセンターレンズと言います。
具体的にどんな構造かといいますと、Dセンターレンズは鼻側と耳側でレンズの厚みを変えています。
耳側の方がやや薄いです。でもほんのわずかなので、肉眼ではなかなか分からないレベルです。
このようにして光の屈折をレンズ側で補正して、眼の負担を軽減し、疲れにくいよう工夫されています。
レンズはどれも同じようにみえますが、実はメーカーごとにこだわりを持って、一見では全くわからない、でも高度な計算と蓄積されたノウハウによってレンズ設計がなされています。
スポーツサングラスをしていて、なんかクラクラするなぁとか、眼が疲れやすいなぁと感じたらレンズを変えてみるのも改善方法の1つです。信頼の置けるお店にて相談されてみてはいかがでしょうか?
いい忘れました。エアフライのレンズはみんなDセンターレンズです!ご安心下さい。